クラシックとジャズのピアノ演奏について&スキルアップレッスン

ジャズを習って

40代で、2年ほどプロのジャズの先生のご指導を受けました。それまでも仕事や大学の授業で、歌伴奏経験はありましたが独学でした。

私は耳コピーが得意ですが、ジャズのハーモニーは聴き取れない音がありました。それに、クラシックのハーモニーとは全然違う響きに、最初は違和感を感じる事もありました。

ライブとかに行くと、この曲の構成はどうなっているの?と必死で聴いてもイマイチわからず、知りたいと思ったのがキッカケです。

答えは、ジャズの理論を学べば解決しました。失礼ながら私はその時まで、ミュージシャンの方は即興で、雰囲気で演奏していると思っていました。

頭で理論がわかればジャズの音に対する耳コピーも、かなり進化しました。習って数ヶ月経った頃、セッションデビュー(笑)してみました。

初セッションの感想は…

初心者がレパートリーとして持つ、「枯葉」や「A列車で行こう」「サテンドール」など、ある程度は初回から楽しめました。

でも何回もアドリブが回ってくると煮詰まってきて、同じことばっかり弾いてしまったり、すごい脳トレだった事を思い出します。

これも経験を積む事なんだろうな、と思いました。で、クラシックピアノの人にありがちでは?と思うのが、感情でテンポが揺れる事です。

ソロで弾くことが多いピアノは要注意です。セッションでテンポを担っているのはドラム。ドラムを聴いて、合わせて弾くのは必須です。それが結構、私には初めての感覚でした。

あと、お休みのカウントですね。普段一人で弾いていると出番を待つ事、小節数を数えることに慣れていません。弾いてないところで、数えることの方が緊張していました。なんで?という感じです。

ジャズのタッチやアクセント

基本的に全然違うのです。真逆の事ばかりでした。アツい先生は私のタッチを、徹底的に治そうとレッスンなさるので、その度に先生を変えなければなりませんでした。

私は、クラシックのピアニストだからです。これからジャズに転向して本気でやる気!ではなかったので、そこを理解してご指導くださる方にレッスンを受けました。

曲の聴こえ方が変わった

2年習って一番良かったと思う点は、自然に音楽をハーモニーで聴けるようになったことでしょう。

これまでは、意識して曲をハーモニーで(クラシックでいうと、オーケストラのシンフォニーの音のイメージを持つ事です。)感じるようにしていました。

それが、ジャズを習って新しい音の知識が増え、たくさんの音の重なりを聴く事でクラシックの音楽においても、音の捉え方は変わりました。

受験時の聴音のテストで、クラシックの人は旋律の聴き取り訓練に耳が慣れていますね。4声体も、聴き取る時は結局それぞれの声部をひとつずつ聴きとるわけですから、旋律聴音と変わりません。

今思えば受験科目の聴音の試験で、単音での聴き方を訓練されてしまうのはどうかな?と疑問に感じます。

実際に曲を演奏する時、ハーモニーは常に感じていないと薄っぺらい演奏になってしまうと思います。

クラシックとジャズ、ピアノ演奏する時の根本的な違い

クラシックは、楽譜の指示通りに演奏することはもちろん、そこから演奏者の解釈、表現を盛り込み、音を選び、曲を仕上げていきます。

ジャズは即興音楽。今弾いている音は流れ去るもの、弾いている時にはもう次のアイデア、次の音に気持ちが行っています。

今弾いて、出している音にあるのは、その瞬間の意識だけです。そこが決定的に違うところです。

以上、クラシックピアニスト目線からのジャズピアノ、でした。

音楽を総合的に知ることで、演奏の可能性が広がります。

ご興味のある方はスキルアップレッスンの項をご覧になってください。

レッスン案内

神戸市東灘区本庄町にて ピアノの個人レッスンをしています。

ご自分の想いをピアノで語ってみませんか?

これからピアノを始めたい方へ

この記事を書いた人

坂上麻紀

坂上麻紀

現在は東灘区にてピアノ教室を主宰の他、ラウンジピアニスト、各種イベント、シニアマンション・病院等での出張演奏にて活動中。神戸女学院大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻卒・同音楽専攻科修了。