リスト「献呈」について 演奏動画とともに。

献呈(シューマン=リスト)1848年作曲 について

ロベルト・シューマンの歌曲集『ミルテの花』op.25の第1曲「献呈Widmung」をリストがピアノ独奏用に編曲しました。

「ミルテ」の花は、日本で「ギンバイカ」という名で知られ、結婚式などの祝い事で使われるそうです。愛や不死、純潔を象徴するともされ、花嫁のブーケに使用されます。

シューマンはクララとの結婚式前日に、この歌曲集を送ったそうです。原曲はリュッケルトによる無題の詩に作曲したもので、原詩は6行が1まとまりの2詩節からなっています。

献呈

きみこそはわが魂よ、わが心よ、
きみこそはわが楽しみ、わが苦しみよ、
きみこそはわが生を営む世界よ、
きみこそはわが天翔ける天空よ、
きみこそはわが心の悶えを
とこしえに葬ったわが墓穴よ。

きみこそはわが安らぎよ、和みよ、
きみこそは天から授かったものよ、
きみの愛こそわが価値を悟らせ、
きみの眼差しこそわが心をきよめ、
きみの愛こそわれを高めるものよ、
わが善い霊よ、よりよいわが身よ。
(志田麓訳、『シューマン歌曲対訳全集』、音楽之友社より)
ピティナピアノ曲辞典より引用

クララへの愛に溢れた「献呈」。リストらしい華やかなアレンジになっています。

献呈 弾いてみました。

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この記事を書いた人

坂上麻紀

坂上麻紀

現在は東灘区にてピアノ教室を主宰の他、ラウンジピアニスト、各種イベント、シニアマンション・病院等での出張演奏にて活動中。神戸女学院大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻卒・同音楽専攻科修了。