「エリーゼのために」解説〜演奏動画とともに

「エリーゼのために」(ベートーヴェン1810年作曲)

約3分の短いピアノ小品ですが、ベートーヴェンの作品の中でも「最も知名度の高い作品」の一つとして挙げられます。

冒頭のメロディーは、誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。ピアノを習い始めた方が、目標にする曲でもありますね。

ベートーヴェンは20代後半から難聴に悩まされ、その苦悩から1802年には『ハイリゲンシュタットの遺書』を残し自殺も考えました。

しかし交響曲第3番(1804年)頃から生きる力を取り戻し、その後10年間にわたり次々と傑作を生みだしました。(傑作の森)

「エリーゼのために」が作曲されたのは、そのような時期でした。

エリーゼとは誰なのか?

現在の研究では、それはテレーゼ・マルファッティ(Therese Malfatti/1792年-1851年)ではないかと言われています。

「エリーゼのために」を作曲した年(1810年)に、ベートーヴェンはテレーゼに求婚をしたそうです。(諸説あり)

求婚したかどうかは諸説あるものの、ベートーヴェンとテレーゼが親しい関係であったことは間違いないようです。

ベートーヴェンは生涯独身でしたが、彼の恋愛のエピソードはいくつも残されています。

「エリーゼのために」のタイトルは、見つかった楽譜に「Für Elise」と書かれていたことから名付けられました。

しかし、この文字は読むことが難しく「Elise」ではなく本当は「Therese」だったのではと、現在のところ考えられています。

「エリーゼのために」の楽譜は、テレーゼ・マルファッティが所有していました。そのことから「Therese」が自然なのではということです。

ただ残念なことに、その自筆譜は現在は残っていません。そのため、真相は謎に包まれたままになってしまいました。

ベートーヴェンの死後40年後に公開「エリーゼのために」の楽譜は数人の手を渡って、1867年に公開されました。

それはベートーヴェンの死後40年も経過した頃でした。
MUSICA CLASSICAより引用

「エリーゼのために」弾いてみました。

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この記事を書いた人

坂上麻紀

坂上麻紀

現在は東灘区にてピアノ教室を主宰の他、ラウンジピアニスト、各種イベント、シニアマンション・病院等での出張演奏にて活動中。神戸女学院大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻卒・同音楽専攻科修了。