土曜日の午後、大阪までブレハッチの生音を聴きに行ってまいりました!
ブレハッチファンなので、長いです。ご興味ある方はお読み下さい。
席は2階席のサイド。
この辺りです。
モーツァルト、ベートーベン、シューマン、ショパン と古典派からロマン派まで充実のプログラム。
私はブレハッチのショパンとモーツァルトが好きです。
繊細で、とてつもなく美しいブレハッチのピアノの音。
今日も、やっぱり最初のモーツァルトから惹き込まれました。ピアニシモが、たまらなく美しい…。
ソフトペダルをどんな風に踏んでるの?足元を必死で見たのですが、ちょうど死角になり見えなくて残念でした。
ベートーベンのソナタも良かったですが、私は他の作曲家の曲の方がブレハッチの魅力が発揮できるような気がします。
でも、2部の最初に弾いたシューマンのト短調ソナタ、は正直ゲンナリしました。
なんか、パフォーマンスに走ってる感じでラストの和音は弾きながら立ち上がってフィニッシュ!という、あるあるパターンの盛り上げ方でした。
メロディの歌い方も、なんかえらく遅れて歌いまくる芸風?になっていて…。
でも、テクニックが完璧なブレハッチ。超速弾きになっても、全然乱れず誤魔化さないのは立派でした。で、遅れ歌いもなんだか音が綺麗だから、あんまり嫌味?ではなかったです。
かなり崩して弾いても品の良いポピュラー音楽?みたいに聴こえました。笑
最後はショパンのマズルカと、英雄ポロネーズ。
変に作らないで弾いて欲しいな、と心の中で思いました。
そして期待どおりの演奏。ショパンの音楽の美しさに聴き惚れるひと時でした。
英雄ポロネーズは、ちょっとデフォルメきつめでしたが、ショパンコンクール王者の英雄ポロネーズは、やっぱりカッコ良かったです!
アンコールで泣かせるピアニスト
前に芸文で聴いた時も、アンコールのショパン ワルツ3番に涙しました。
別に泣く準備してなかったのに、やっぱり今日も涙がこぼれました。
アンコールのバッハ、「主よ人の望みのよろこびよ」。
なんで、この人のピアノの音を聴くと泣けてくるのでしょう。
人生の最後に、このピアノの音でこの曲聴きながら息を引き取りたい、とほんまに思いました。(注・私はクリスチャンではありません)
これからもニセモノのピアニストみたいに、変に「ドヤ!演奏」しないでほしい。そんなことしなくても素晴らしいのだから。
また、聴く機会を楽しみにしています。幸せな土曜日でした。