リハーサルは、本番前にピアノと仲良くなるための時間

初めての発表会や演奏会の方の参考になればと思い、リハーサル時間の効果的な使い方について書いてみました。

自分の椅子の高さを調整することを忘れない

ソロリサイタル以外、大抵リハーサル時間は短いものです。早く鍵盤に触れたい所ですが、最初に椅子の高さをきちんとセット、確認しておきましょう。

慣れない椅子の高さは、違和感があり演奏に影響します。ベンチ(背もたれがない椅子)は要注意です。ネジがとても固いものがあります。

以前リハーサルなしの本番で、ベンチ椅子での演奏がありました。固くて高さを調整できず、諦めてスタートしたことがあります。いつものフォームで弾けず、ずっとイライラしました。
以来、私はリハーサルがない本番会場では、さっと調節できる背もたれのある椅子を選んでいます。

ペダルの状態をチェック

ペダルも椅子と同じですごく硬かったり、また頼りない遊びの部分の多い軟弱なものもあります。どれ位の力加減で踏めば良いか、感覚を掴んでおきましょう。

それから、生徒さんにお伝えしているのは必ず靴を履いて練習しておいてください、という事です。
お家ではスリッパや靴下、裸足?でピアノを弾いておられますね。
本番では靴を履いての演奏ですから、足元から緊張する事がないように、本番前に慣れておいてくださいね。

厚底靴はオススメしません。ペダルの感覚がわからなくなるからです。
ピアノ用の靴を買う必要もありませんが、ぺダルを踏むのに無理のないデザインのものにしましょう。

短い時間をどう使うか

演奏時間が短ければ通して弾くのも良いでしょうし、何回か弾くうちに鍵盤やペダルの状態、音の聴こえ方がわかってこられると思いますが、全部演奏する事が出来ない時、リハーサルを有効に使いたいですね。

曲にもよりますが、P(ピアノ・弱い、小さな音)で始まる曲を弾く場合、スタートのタッチはとても大切ですね。
どれぐらいのタッチで弾くか、ピアノによってはソフトペダルを使用することもありますが、演奏の最初の1音は選んでスタートしたいもの。リハーサルで十分、選んでおきましょう。

f(フォルテ・強い・大きな音)が、会場でどれくらい鳴るのかも確かめましょう。

会場やピアノによって音量も音質も変わりますが、お家の空間で弾いているのとでは全然スケールが違います。
良いホールだと響きがよくて、驚かれるかもしれませんね。

リハーサルでしっかり音を出して驚いておきましょう。

どれ位の音の幅があるピアノなのか、リハーサルで知っておく事は大切です。

リハーサルについては、まだまだあります。こういう事について細かく書き出すと本当にキリがありません。経験を積む事で短時間のリハーサルでも、肝心なとこだけはチェックして本番に望む事ができます。

他の演奏者と、通しリハーサルがあった時など演奏を全部聞かなくてもリハーサルを聴いただけで、どのくらいの経験と実力をお持ちの人か私は大体わかります。

教室の生徒さんも、これまでの発表会や弾き合い会、コンクールや演奏会の経験を活かして、今ではホールの響きを楽しんで演奏出来るように上達なさいました。とても嬉しいです。

今年も、発表会を楽しみにしています。

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神戸市東灘区本庄町にて ピアノの個人レッスンをしています。

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この記事を書いた人

坂上麻紀

坂上麻紀

現在は東灘区にてピアノ教室を主宰の他、ラウンジピアニスト、各種イベント、シニアマンション・病院等での出張演奏にて活動中。神戸女学院大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻卒・同音楽専攻科修了。